完結漫画おすすめランキング【31選】

2018年3月1日から2018年3月31日までに紹介したおすすめ漫画「31選」を、ランキング形式で改めて紹介する。


第三十一位

[星野之宣×J・P・ ホーガン] 未来の二つの顔

2028年に起きた月面の事故で人類は初めてAIに恐怖を抱く。AIの進化は人類を豊かにするのか、それとも破滅に導くのか、一か八かの実験が始まる――。

私が生きている今の時代は、本当にちょうど、次への進化の過渡期だと思う。生命体が、次のステージである「機械生命体」に進化しようとしている真っ只中にいる。

ホーキンスもAIの進化が人類を終焉に導くと何度となく警告しているが、恐竜が絶滅したように、人類の終焉が次の進化への前提条件なのではないだろうか。そして、今までの「人類」という意味は、ごっそり変化する。人格がまったく同じ状態で、身体が機械生命体になる。私は私で何も変わらないのだが、身体はロボットなのだ。

本作のようにAIの実験は現実にも行われているが、このような事故も、いつか、起こるのだろうか。


第三十位

[サガノヘルマー] BLACK BRAIN ブラック・ブレイン

遥か未来の世界では、人類の進化は二分化していた。対立する未来の人類、お互いが一方の消滅を企んでいた。未来から過去に干渉するヒテロサピエンスのエージェント・アガサ森田。アガサは、自分たちの進化の消滅を防ぐ為、現代の平凡なヒトである宮前カオルに第二の脳「受波脳(ジュパノー)」を埋め込むが――。

絵はハッキリ言って下手だと思う。だけど、時間をおけば何度も読みたくなるこのクセは凄い。それは絵だけのことではない。内容も、未来人に埋め込まれた第二の脳によって超能力に目覚めて超能力バトルを繰り広げるというものだが、単純な善悪の戦いではない。

一応、敵として宮前カオルは戦うわけだが、登場する現代のヒトの発想もイカれていて、これは要するに作者もだいぶ奇天烈な頭してるんだろうなあ、と随所で深く感心してしまう。

ギャグなのかシリアスなSFなのか、同じく五体が変態的に進化・変形する「ムシヌユン」に通じるところもあるかもしれない。

基本的に私はこういうのは大好きだ。


第二十九位

[じゃんぽ~る西] モンプチ 嫁はフランス人

モテない中年独身おっさん(漫画家)が突如フランス人女性と結婚することに。独身者から既婚者へ、カルチャーショックもあって人生激変のコミックエッセイ――。

謙るというか身内をマイナスに評価した態度を取るのが日本では礼節みたいになっているが、あれは本当に気持ちが悪いものだと思う。誰に教わったのか空気を読んだつもりなのか、そういうことを何の疑問も抱かずに口にする人間と何度もぶつかりそして縁を切ってきた。

フランスではそれは全くの逆で、とにかくパートナーを絶賛する。これはお互いに気分は良いだろうし一緒に生きたいと思うだろうし、仕事をして疲れていても嫌なことがあっても、家に帰ったら幸せだと思える、それが本当に素敵なことだと思う。

カルチャーショックの話がいっぱい出てくるが、やはり私はこの結婚生活の明るさ、言いたいことを言い合って、それは罵り合いではなく前向きな愛情がベースに大前提にあるということが、何よりも衝撃的で本当に素晴らしいことだと終始関心しかなかった。そして明確な羨望だ。

マジでこの奥さんは羨ましいっ!


第二十八位

[森恒二] 自殺島

自殺常習者が秘密裏に集められる「自殺島」。何もないこの島で、同じ精神状態の人間同士が、手を取り合ってサバイバルできるのか。それとも、やはり待つのは、死か――。

人が集まれば柵が生まれる。生きていることに絶望してそれでも死に切れない者たちが集まる。相容れるとはとても思えない。ただ、人間の「生」への執着も計り知れない。その成れの果てがホームレスだったりもする。ただ、ホームレスになっても縄張りがあり、人間関係が完全に消えることはない。

結局、手を取り合って、サバイバルして生きていくしかない。一般社会と何も変わらない。絶望しか見えない者は、死んでいくしかない。生きていることに絶望しなければならないというのは、本当にどうしようもないことだ。

本作を見ていると、人間は役割を与えられ、それを全うできれば、幸せなんだと思う。現代社会は、システマチックになればなるほど、適材適所の人材配置が難しくなるのではないだろうか。個を無視され、機械的な足並みで仕事を求められる。そこから溢れる者が、現世に絶望を抱く。

滅びゆく限界集落で、現世に絶望した者たちに自由に生きてもらうのも、救いになるかもしれない。


第二十七位

[宇仁田ゆみ] うさぎドロップ

祖父の葬式で、ダイキチは運命的な出会いをする。祖父の隠し子、りん。親戚にたらい回しにされ施設に送られそうになる6歳のりんをダイキチは引き取ることに。30独身男にそんな甲斐性はあるのか。りんを立派な大人に育てることができるのか――。

結末だけを先に知ってしまって、その前提で読んでいた。ハッキリ言うとこの内容からのこの結末は好きになれなかった。え、それはないだろうって。ただ、それは私も30独身男で何も知らないからかもしれない。

自分の場合はペットだったが、生まれたばかりの子猫を見つけて、どうしようもない衝動から拾って育てた。予防接種もトイレのしつけも、全て甲斐甲斐しく行った。臭いウンコも愛しく思えた。「そんな甲斐性ある人とは思っていなかった」と親や知人から言われた。

正直、ダイキチは、はじめ、このペット感覚に近かったと思う。たらい回しにされて怖くて泣いているりんを見て、「近い未来」を想像してそれが可哀想で、引き取ったのだと思う。少女を人間を大人まで育てるという覚悟をどこまでできていたのか、それは多分できていなかったと思う。

りんを育てることで周囲の父親としての人となりを改めて認識して、その凄さ、尊敬、そして自分は6歳という物心ついた子供を育てたという劣等感、同じ30独身男として、ダイキチの感情にとても共感できた。きっと、自分もこうかもしれない、と。


第二十六位

[岩明均] 七夕の国

民俗学教授・丸神から呼び出された南丸。しかし、丸神は調査の為、「丸神の里」へ行ったまま行方不明だった。残された研究生たちの話では、南丸と丸神は「同じルーツ」らしい。気になった南丸は、丸神を追う。何の取り柄もない南丸だが、些細な超能力が使えた――。

花園メリーゴーランド」と同じく、閉じられた集落の話で、超能力という現実離れしたフィクションではあるのだが、犯罪も殺人も公にならない集落では、そういった能力に支配されている可能性も捨てきれないと思うと、読んでいて面白い。

超能力が使える、それは一国が強力な武力を確保したことに等しくて、武力行使、略奪、どうしても人間はそういう道に走ってしまうのだろうか。森恒二の「デストロイ×レボリューション」もそれは同じだ。

超能力というとどの作家も同じ発想になってしまう、やはり人間の本能に埋め込まれた、進化の為の支配欲と、それに対する防衛本能なのだろうか。


第二十五位

[ベニガシラ] 美少女同人作家と若頭

口にするのも躊躇うそのペンネームは「バナナウンコパクパク」。初めて同人作家として参加した同人誌即売会で、記念すべき最初のお客様は「若頭」だった――。

久々に声を出して笑った。「バナナウンコパクパク先生」の破壊力はヤバイ!!!

この馬鹿馬鹿しさ、軽さがホント気持ちが良くて、何度も読み返した。これは読んでたら嫌なことも忘れていつの間にか元気になる。「描き下ろし大量追加」ということだったが、もっともっと読みたかった。

極道とどんどん深い付き合いになっちゃうとか、続巻あってもいいんじゃないか?


第二十四位

[鳥山明] ネコマジン

生態不明のネコのような不思議な生物・ネコマジンが、次々とおバカな騒動を巻き起こす――。

これはズルい。作者自身が「ドラゴンボール」のパロディを描くんだから。鳥山明は元々ギャグの人だから、このお気楽な感じが本性だと感じる。

ネコマジン自体もキャラが立っていて面白い。だから何故、「ドラゴンボール」のパロディに走ったのかが分からない。人気が出なかったのか?

ほのぼのしているというか、とにかくバカバカしい面白さ。ネコマジンのキャラのふてぶてしさ、小憎らしさ、それがたまに凄く見たくなる。

鳥山明はほんとにキャラのデフォルメが天才だと思う。


第二十三位

[都留泰作] ムシヌユン

5度目の院受験に失敗し「昆虫博士」になることを諦めた上原秋人は、故郷である日本最南端の島・与那瀬に戻ってきた。失意の中、覗きと自慰に明け暮れていたが、ある昆虫を発見してから身体に異変が――。

はじめはホントにこれはギャグなのか本意気のSFなのか寄生獣のような盛大なドラマになるのか、よく分からなかった。もしかしたら単なる夢に破れた成人男性の転落をぐちゃぐちゃに描いて終わるしょーもない駄作なのかもしれないとまで思った。

そうやって頭にモヤモヤ残って気になるので、連載を追っていたのだが、少しずつ事件が判明してきて、SFとしても面白かったが、結局、成人男性の性の意識というか、いつまで経っても初恋の女性を忘れられないとか、そういう本質を過剰に醜く突きつけられたみたいで、読んでいて終始、落ち着かなかった。

とにかく、SFとしてはかなり盛大な重大事件が起きているのだが、その印象がとても薄くてどうでもよくて、上原秋人の本質から煤ける私自身の本来の姿というか、自己という認識、性の感覚、一皮むけば、上原秋人を笑えるような人間ではない、自分も同じ醜い存在なんだ、とか、そういったものが強烈に頭に残った不思議な作品だった。


第二十二位

[藤子・F・不二雄] モジャ公

遥か彼方の宇宙から地球にやってきた宇宙生物・モジャラとロボット・ドンモ。家出と称して強引に連れられた地球人の少年・空夫は、当てのない行き当たりばったりの宇宙冒険旅行を始めるが――。

完全に読まず嫌いだった。めちゃくちゃ面白い。「彼方のアストラ」で、宇宙冒険SFは人気がないらしいと書いたが、何故、今の子供はこの宇宙の壮大さ、多様さ、無限の可能性に夢を馳せないのだろうか。そんなに夢の無い世の中で、心が荒んでいる?

ドラえもん初期のような、ブラックユーモアが面白い。藤子・F・不二雄の真骨頂は、やはりブラックユーモアだと思う。モジャ公は、21エモンの続編らしいのだが、21エモンよりも少し背伸びした少年向けの感じがして、遥かに面白い。

もう、今の時代、技術革新で宇宙関連の話題は避けられなくなって来ると思う。今の子供たちは、宇宙への移住、宇宙への旅行が、極めて現実に近い世代だと思う。今、改めて、宇宙冒険SFは人気が爆発してもおかしくない。

モジャ公みたいな、藤子・F・不二雄みたいな、「彼方のアストラ」みたいな漫画、どんどん読みたい。


第二十一位

[ガモウひろし] とっても!ラッキーマン

追手内洋一は「日本一ツイてない中学生」。飛来した宇宙人の侵略に巻き込まれて、「ラッキーマン」として生まれ変わる。宇宙一のラッキーを手に入れた追手内洋一、ヒーローとしての戦いの日々が始まる――。

中学生のときに連載が楽しみでコミックスも全巻買っていたが、同級生の誰からも賛同を得られなかったし、逆に凄く馬鹿にされた。なんであんな漫画が好きでしかも金を使っているのかって。これもあって、自分は同年代とは気が合うことは絶対にないと確信したのを覚えている。

とにかく、絵は下手だし、ストーリーはその場凌ぎ感が酷かったけど、コマに書き込まれた小さなセリフとか、背景でのキャラ同士の喧嘩とか、業界人にしか分からないネタとか、そういうのが凄く面白くてめちゃくちゃツボだった。

この感覚が、一般的な中学生に通じないのは無理もないと思っていたが、今になっても、ガモウひろしの小ネタが好きな自分は、少しやはり世間からズレているのだと思う。

ガモウひろしが、この後、「DEATH NOTE」や「バクマン。」をヒットさせるような作家になるなんて、誰が思っていただろうか。子供に人気がなくても、全16巻まで続いた実力、大人たちは、この頃から確信していたのかもしれない。


第二十位

[阿部共実] 空が灰色だから

人間関係がうまくいかない思春期特有の「モヤモヤ」「ザワザワ」を、10代女子を中心に描いたオムニバス短編集――。

これを読んで理解できる人と理解できない人がいるだろう。理解できない人は学生時代が青春時代が楽しくて幸せでそれでいいと思う。無理してこの作品を理解する必要はないし理解できるとも思えない。

私は特に最終話なんかは思わず涙してしまったが、経験があれば心がとても苦しくなるだろうし、でも大人になったことでそれが自分を前に向かせてくれるというか、後悔と反省を糧に生きていこうと思えるようになっていることに気づくことができる。

自分にはもう取り返しのつかない青春期だけど、今、苦しんでいる子供たちに、どうにか同じ思いをしてほしくないと願ってしまう。

救いのない漫画だと言われることも多いが、逆に今まさに当事者にとっては、これは救い、手助けになるかもしれない。


第十九位

[モリタイシ] まねこい

ドラ○もんチックな不思議アイテムで願いを叶えてくれる招き猫・招木猫太郎。初めて恋をした高校生・薗田波留の元に突如現れ、全男子憧れの女子・本田知華子との恋をサポートするが――。

早々に危機回避の為か、コマの中でドラえもんであることをギャグとして語っている。江川達也の「まじかる☆タルるートくん」もそうだが、この手の漫画は「ドラえもんの呪縛」からどう逃げるかになってくる。

やはりラブコメなので、道具そのものの目新しさ面白さには重点を置いていない。出す道具もランダムで運要素があり、その道具次第でラブがコメディする展開は予想できていても十分に面白い。

ラストのラスト、最後の結末だけは納得いかないのだが、終盤ら辺は特に話が面白くて、そのお蔭でこの漫画の主人公とヒロインと、招木猫太郎のキャラが強く頭に残っている。

ラブコメとしてはなかなか衝撃的な、ある意味ではホラーな印象だった。


第十八位

[松本次郎] 女子攻兵

女子高生型巨大ロボット・通称「女子攻兵」、タキガワ中尉の任務は、戦争の妨げとなる制御不能となった女子攻兵を始末することだった。いつものように第13独立女子攻兵猟隊を率いて、いつものように女子攻兵に搭乗して、いつものように任務を遂行するはずだったのだが――。

女子高生が武器を持って戦争する作品は割とあるし、女子高生型のロボットが登場する作品もまあまあある。だけど、女子高生型のロボットにオッサンが搭乗して、汚染でどんどんどんどんオッサンが女子高生化していく漫画なんて、松本次郎にしか描けないと思う。この設定がとにかく私にはめちゃめちゃツボだった。

あのセリフもあの行動も、女子高生としては違和感ないし可愛い。だけど、それは搭乗しているオッサンらが女子高生型ロボットを操作してやっていること。こんなにも震える作品はそうそうないと思った。次巻が発売されるのがどれだけ待ち遠しく思えたか。何人もの知人に、この作品をプレゼントした(皆イマイチな反応だったが、私はめげなかった)。

なぜ、こんな発想ができるのだろうか。読んでいて嫉妬と羨望しかなかった。今読んでも何度読んでも鳥肌が立つ。


第十七位

[田中ほさな] 時坂さんは僕と地球に厳しすぎる。

空木宗也の前に突如現れたのは「未来からやってきた」と自称する謎の美少女・時坂。彼女が未来からやってきた目的は、今の地球に厳しくすること。空木宗也は時坂に唆されて環境破壊を始めるが――。

田中ほさなの絵が可愛いし、ラブコメはちゃんと王道していて、主人公は都合よく一人暮らし。突如現れる美少女モノとしては「かんなぎ」とかなり近い設定かもしれない。幼馴染もいるし。これだけでも一定の面白さが期待できる。

ラブコメも既存が色々ありすぎて大変なんだと思う、未来の地球環境、現代の環境問題にツッコミを入れるのが大筋となっている。

ハッキリ言ってしまえば、未来にならないと現代の問題は判明しないだろうし、現代の環境対策も本作のように、まったくの無意味で、逆に未来の地球を脅かしているのかもしれない。だから、今、本気で環境問題に取り組むなんて、無理だと思う。でも、自分は未来に存在しないにしても、未来に好きな人がいて、その好きな人の未来世界の為に、今、環境を正しい方向に導こうというのは、とても面白いと思った。

結局、全ては愛なのよ。


第十六位

[押見修造] スイートプールサイド

中学1年生の太田年彦は、自分だけ「毛」が生えてこないことに日々劣等感を抱いていた。逆に、同じ水泳部の女子・後藤綾子は、自身の毛深さに涙を流すほど悩んでいた。そんなお互いを羨む2人。意を決した後藤綾子は、太田年彦に「あたしの毛を剃ってくれない?」と頼むのだが――。

巻末に、「なんかエロいね」という言葉が大きな喜びだった、と作者が書いているのだが、この作者はどの作品を読んでいても「なんか」を表現するのがとても上手いと思う。思春期の「なんかモヤモヤする」「なんか…」「なんか…」という思いは、どんどん薄れていくというか、ハッキリと原因や解消法が大人になるに連れて分かってしまって、あの頃の感覚を思い出すのは本当に難しい。

私は大人になった今の自分の方が遥かに好きなのだが、こうやって男の子と女の子の体の成長をお互いに悩み合ってお互いに解決していく初さは、読んでいて羨ましく思ってしまう。でもきっと、あの頃にこんなことがあったら、彼らみたいに涙を流すほど恥ずかしいし、すぐにでも記憶から消したくなると思う。

ちょうど同じく私も中学生の頃は水泳部で、毛は濃い方ではなかったが、水着から毛がはみ出るようになってきたのは、物凄く恥ずかしくて、毎日のようにつるつるに剃っていた。それを家族に知られたときの恥ずかしさも死にたいくらいだった。

でも、その時期のこの「なんか」がどれだけ貴重で輝かしい青春か。やっぱり、それは大人にならないと分からない。


第十五位

[西森博之] お茶にごす。

「デビルまークン」と揶揄され恐れられる最強の不良・船橋雅矢が選んだのは、「茶道」だった。茶道部に入部し、優しさの道を極め、平穏な心と生活を手に入れようと奮闘するが――。

少年はやっぱり、圧倒的な強さ、時には暴力に憧れると思うのだが、私はとにかく小さい頃から暴力が大嫌いなので、主人公が不良であれば、とにかく「不幸」になってほしいと願いながら読んでいる。

どんだけ後から善を尽くしても、例え正義の為であっても、私は暴力は絶対に肯定したくない。暴力による解決は、暴力による新たなる報復を生んで、助けたはずの人たちを何度も危機に晒してしまう。

まさにそのスパイラルに悩む主人公・船橋雅矢。その展開は読んでいて面白い。茶道部員たちの可愛らしさが、それをさらに引き立てる。西森博之は不良にしろお嬢にしろ、女の子の描き方が素晴らしく可愛い。

だから余計に、この作品はモヤモヤする。助けてやってほしいが、解決はやはり暴力なんだよな、と複雑な気持ちにされてしまう。


第十四位

[篠原健太] 彼方のアストラ

高校の課題で惑星キャンプに生徒たちだけで赴くが、突如現れた「謎の球体」に触れた全員が見知らぬ宇宙空間にテレポーテーションされてしまう。生徒たちは何に巻き込まれたのか。右も左も分からない宇宙空間で生き残ることができるのか。放置されていた宇宙船を偶然発見し、惑星キャンプに戻る為の宇宙サバイバルを始める決意をする――。

全5巻で終わったのは少し残念だった。あとがきで作者が「漫画では人気のない宇宙冒険SFというジャンルで新作を描くということには、編集部から反対の声もありました。」と書いていたが、実際に人気がなく全5巻で終わってしまったのだろうか。SF科学的な高度な知識は出てこなくて、少年・少女の等身大の目線で宇宙サバイバルが描かれていて、その不安な感情のぶつかり合いや、芽生える友情や愛情は、見事に「少年漫画」だった。

奇を衒っていないし、ギャグも笑えたし、この世界観は全5巻ではなく、もっと堪能したかった。ただ物語として、ダラダラと帰星する宇宙サバイバルを続けるわけにもいかないだろうし、仕方ないか、という感じで読了。

久々に読んでいてワクワクした、ありがとう!


第十三位

[武梨えり] かんなぎ

美術部員の高校一年生・御厨仁は、地区展に出す為に木彫りの像を掘った。幼い頃に出会った女神を想って。その心が通じたのか、「ナギ」と名乗る美少女が像から顕現してしまった。果たしてこの少女は何者なのか、現世に舞い降りた目的とは――。

女神を名乗る美少女に日常を振り回されるラブコメお決まりの展開で読んでいて安心する。これまた都合よく仁は一人暮らしで幼馴染もいる。三角関係、四角関係、そこに男子も混じって(?!)、王道のラブコメを読みたいと思ったときにはおすすめだ。

ただ、自分にとっては単なるラブコメだけではなかった。神は、信者から信仰を集めることで力を増す、偶像・アイドルであることが理想だという話が、改めて言語化されると面白かった。

自分は無宗教で、何の信仰も無いのだが、神めいたものは、たぶん、どこかしらの意識にはあるのだと思う。アイドルブームだが、そのようなアイドル信仰も、アイドルにとってもファンにとっても、生きる力強さに繋がっていると思う。自分は今日まで事故もなく病気もなく、30年以上も五体満足に無事に生きているのだが、それを神のご加護があった、と思うか、単なる偶然と捉えるか、人それぞれだとは思うのだが、無意識に、何かの加護を感じているように感じる。具体的に頭になくても、漠然と、例えば、守護霊とか。

彼方のアストラ」で、宗教を廃止し神の概念をなくしたという話が出てくるのだが、おおっぴらに宗教が普及されないだけで、心には何らかの信仰があって、それは断絶できていないと思った。その対象はアイドルだって身近な人だっていいわけで、その想いが生を強くする。

お気楽な気持ちでラブコメを読んだつもりだったが、目から鱗だった。


第十二位

[横槍メンゴ×岡本倫] 君は淫らな僕の女王

市立の超名門校に通うお嬢様・昴。彼女を追いかけ死に物狂いで勉強し同級生となった幼馴染の主人公・斉藤アキラ。幼馴染だった昴との心の距離は気がつけば最悪の状態に。それを打破する為、噂になっていたある「おまじない」をアキラは実行してみるが――。

岡本倫の話は好きだし、横槍メンゴの絵は好きだし、こんなヤバイタッグはないと前のめりに読んだが、本当に素晴らしく面白かった。まさか、5年ぶりに続巻・2巻が出るなんて思いもしなかった。

エロい描写は多いのだが、その横槍メンゴの魅力的なエロさだけが際立っているのではなく、セリフのチョイスだとか、キャラの表情だとか、これ以外に考えられないベストタッグだと思う。ラブコメとしてもしっかり王道の恋愛してて面白いし、いつの間にか中毒になっていて、気がつけば何度も読み返してしまう。表情、セリフ、あそこのあれなんだっけーってホントに何度もそれを思い出したくなる。

1巻だけだと思っていたので1巻で完結でも良かったのだが、2巻が出てしっかり完結を見届けられたのは個人的にはかなり嬉しかった。


第十一位

[田丸浩史] ラブやん

25歳の大森カズフサは、ロリコンで、オタクで、ニートという、救いようのないダメ人間。そんな、小学生に片思いするカズフサのもとに、愛の天使・ラブやんが降臨する。恋愛成就率100パーセントの敏腕・ラブやんは、その恋を成就させるのか、しかし、それは犯罪では――。

もちろんギャグなのだが、物凄い悲哀が伝わってくるというか、体中を哀愁で支配される。こういった漫画だと、時間経過が無視されていたりするが、めちゃくちゃ悲しいことに、リアルに時間経過する。26歳、27歳、28歳、29歳、、、いやいや、ホント、悲し過ぎる。哀れで見ていられない。

でも、見てしまう。カズフサとラブやんの掛け合いが絶妙。本当に理想の二人。こんなニートでも十分に幸せじゃないかって、思わされる。こんな歳までニートしているなんて、甘々なわけだが、これくらい長い時間、自分を見つめても、いいんじゃないか?


第十位

[弐瓶勉] シドニアの騎士

巨大な播種船・シドニアで宇宙を旅する人類。宇宙から突如飛来した異生物・ガウナ(奇居子)によって太陽系は破壊された。あれから千年。シドニアの最下層で育った青年・谷風長道は、衛人と呼ばれる大型ロボット兵器の訓練生となったが――。

弐瓶勉の作品はどれも面白いのだが、セリフが極端に無かったり、世界観の説明的なものも無いことが多いので、自分で想像補完して楽しむ必要がある。

だから結構疲れる作風という印象だったのだが、この「シドニアの騎士」は今までと大きく違った。かなり読者に歩み寄ってきている。そしてその距離感が絶妙で、過去の弐瓶勉の作品の中で、私は本作が一番面白い。

作中の世界設定もそうだし、ロボットや兵器の造形も、男子の心をかなりくすぐってくるカッコよさ、でも今作で驚いたのは、人間ではない異型の生物を、思わず「可愛い」と感じさせてしまう画力というかその表現力だ。

異型の生物に恋をしてしまうことに納得させられてしまう、結局、容姿ではない見てくれではない、真は心なんだって、それは全宇宙共通なんだって思わされる。ブスと距離を置いてしまう自分を恥ずかしいと思わないといけない。

連載中の「人形の国」に「シドニアの騎士」に出てくる用語などがいっぱい出てくるのだが、今はまだ、世界が共有されているかどうかは、明かされていない。これも今は、連載が楽しみで仕方がない。


第九位

[若木民喜] 神のみぞ知るセカイ

授業中であっても「美少女ゲーム」を手放さない主人公・桂木桂馬(17)は、「落とし神」と世間から評されるほどのガチオタク。少女たちの心のスキマに隠れてしまった「地獄の悪人の霊魂=駆け魂」を取り除くべく、現実の世界の少女たちを攻略していく。「落とし神」の名に懸けて――。

「ゲーム脳」で出会う少女たちを次々に落としていくお莫迦なお気楽なラブコメを期待して、日々のスキマ時間でダラダラ流し読みしていたのだが、第19巻「女神編」の最終話で、まさかの涙。。。これはマジでやられた。作者も背表紙で「女神編が遂に終わりました。個人的には、もう思い残すことはない!という感じです。」と書いているくらい、渾身の出来だったのだと思う。

この後に続くラストに向けての話がそれほど面白くないのは、やはり第19巻「女神編」最終話のインパクトが強すぎて、気持ちを切り替えられないからだと思う。ここで終わっても良かったが、それだと後味が悪いので、最終巻のラストでしっかり完結して、読後の自分を納得させたみたいな感がある。

いやあ、面白かったよ。


第八位

[石田あきら×橙乃ままれ] まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」

長い旅路の末、魔王と1人対峙する勇者。魔王はお決まりのセリフを口にする。「この我のものとなれ、勇者よ」。それに対しセオリー通り「断る!」と答えたはずの勇者だったが――。

現実の世界史に魔王など魔族との対立をファンタジーとして組み合わせて解釈すると、この漫画における魔族の侵略戦争も人間同士の戦争も、何も違いがないということに気付かされる。お互いに利益を求めて略奪し、多くの犠牲を経て協定が結ばれる。

ドラクエII」が生まれて初めてプレイしたRPGなのだが、何の疑問もなく「悪」だと認識して魔王を退治する旅に興じる子供だった。それは本当にそれで良かったのかと今になって思い返してしまう。

交流手段のない異民族の未知なる大地、侵略や略奪しか、アプローチする手段がないのだろうか。人間個人同士も同様で、相手の素性が分からなければ自分のやり方でぶつかっていくしかないのだろうか。ただ、例えそうだとしても、どちらかの破滅まで行うべきやり方なのか。

衝突と和解の繰り返しが歴史だとしたら、ハーゴンとも和解できる道があったんじゃないかって、読後にクリアしたRPGの別世界を思わず妄想してしまう。


第七位

[石川優吾] よいこ

OL、女子大生、そう見間違うくらいのスーパーナイスバディな江角風花は、実は、小学五年生。母親しか知らない風花は、その母親ともある事情で離れ離れに。親戚の家に預けられた風花は、いとこのジローと初対面する。小学五年生の天真爛漫な風花、着替えることも忘れて、素っ裸、そのとき、ジローは――。

この漫画が、生まれて初めて買った青年漫画だった。少年漫画ではもう物足りなくなっていて、青年漫画コーナーにドキドキしながら入っていって、ジャケ買いした。

堂々と乳首が綺麗に描かれていることにも驚いたが、陰毛までも綺麗に描かれているのがそれまで少年漫画しか知らない思春期にとっては物凄い衝撃だった。青年漫画でここまで有りなんだっていう驚きと、成年漫画は一体どうなっているのかという、大人の社会を底知れぬものに感じた。

今思えば、石川優吾は話はあまり上手くないんじゃないかと思う。小学生によく有りがちな問題だったり、遠足とかのイベントだったり、小学生の集団に大人の女が混じっていることから簡単に発想されるギャグだったり、特別ここだという見所はなく、風花の裸、エロで連載をなんとか続けてきたんじゃないかと感じる。

それくらいのライトな感じで、ギャグも大笑いするところはないのだが、思わずクスッとしてしまうのが、私は逆に凄く好きだった。ギャグもベタというか、そうきたらこうだろ、みたいな期待に応えてくれるし、登場する大人のキャラも、少しずつ増えて面白くなってくる。

いつの間にかこの、絵はエロいんだけどゆるゆるの世界観が、凄く好きになっていて、病みつきになっていた。全15巻も続くのだけど、もっと続いてほしかった。最終回が、凄く寂しかった。


第六位

[楓牙] 教師と生徒と

家賃を滞納してアパートを追い出された25歳独身高校教師・森崎麻衣。友人宅を泊まり回るが、すぐに追い出される始末。担任クラスの生徒・西本大介が一人暮らしであることを思い出して――。

成年向けのエロ漫画が好きになれない。エロに特化するためにキャラのスタイルが異様に歪だったり、言動も通常考えられない特異さをアピールしてくるからだ。ただただ読んでいて気持ちが悪い。

私が成年向けに求めるのは、少年向けのラブコメに、ちょっとエロテイストを取り入れた青年向けのラブコメの、ちょっとエロテイストのところがリアルなエロさになっているものだ。要するに、青年向けから成年向けになると、前述のような途端に振り切ったエロ抽出になってしまうので、そうではなく、ストーリーにリアルな男女のエロい情事を取り入れてほしいのだ。

そんな漫画は存在しないと思っていたのだが、半信半疑で検索して、初めて知った楓牙の作品群。ストーリー性の素晴らしさが評価されていて、出るものはアレではなく涙だった、という人がかなり多かったので、初めて成人向け漫画、本作を買った。

普通に恋愛漫画として、切なく、愛しく、確かに、アレよりも先に涙が出る素晴らしい漫画だった。いつしか、エロなんてどうでもよくて、この二人の恋愛を読みたいが為に、何度も本作を手に取っていた。

もっと、こういう成年向けの漫画は出てこないのだろうか。やはり、話を作るのは、圧倒的に難しいのだろう。


第五位

[武富健治] 鈴木先生

中学校の教師である鈴木。日々巻き起こる大小の事件に全力で立ち向かう。学生時代にシミュレーションした自身の教育論を信じて――。

この学校、この教師たち、この生徒たち、リアリティを求めてしまったらさすがにそこは漫画としてデフォルメされているわけだが、だからこそ教育の問題が分かりやすくなっている。

私はずっと教師たちに恵まれなかったと思っていて、同じように多くの学校では教師と生徒は多分にすれ違っていると思う。鈴木は、生徒一人一人の「本当の声」を必死に気づこうとしている。こんなことが現実の教師に務まるか、そんな余裕はないように思えるが、教育の理想としては、嘗て学生だった身としては、一人でもこうやって本当の声に気づいてくれる教師がいれば、救われる生徒は大勢いると思う。

ずっと教師に気にしてほしいなんて思わない、たった1人、分かってくれる大人がそのときにいただけで、子どもたちはずっと前を向いて歩いていけると思う。信じられる大人が世の中には一人でもいるということが知れたことで。

[武富健治] 鈴木先生外典

みんなが鈴木の信者みたいになっているのが理解できなかった、一歩引いていた、という一人の生徒の本音、この漫画の違和感を私に正してくれた。

私も同じだった。教室のノリにはついていけないし、教師と生徒のお決まりの掛け合いにも一度も笑えなかったし、同窓会にも一度も参加したことがない。この外典を最終巻に据える武富健治は、やはり、本当に教育の問題に一石を投じたかったのだと思えてくる。

鈴木のやり方だけが正解ではない、それは当たり前で、別のアプローチで生徒に向き合う鈴木ではない教師が必要なんだと、読者に訴えているように感じた。


第四位

[久保ミツロウ] アゲイン!!

金髪にロン毛という出で立ちで過ごした高校三年間、不良と敬遠され友達は一人もできず、とうとう何の思い出もないまま卒業式を迎えてしまった今村金一郎。旧校舎に侵入したところを同級生の女子・暁に見つかり、誤って一緒に階段から転げ落ちてしまった。意識を取り戻すと、三年前の入学式の日へタイムリープしていた――。

三部けいの「僕だけがいない街」と同じで、タイムリープもの。この時期、タイムリープが流行っていたのだろうか、タイムリープものがいくつも連載開始した印象がある。

学生時代の後悔は誰にでもあるのではないだろうか。黒歴史とまでは呼ばないまでも、こうしておけばよかった、なんて思いは、青春として片付けられる。

でも、もし、やり直せるなら、どうするだろうか。今村は人との関わりがなかった三年間を、人との関わりのある三年間に変えようと必死だ。やっぱり、自分ができなかったことを、するだろうか。

でも、そう上手くいくように自分だったら思えない。結局、自分は自分で、その時々の選択は、自分としては避けがたい選択だったのではないだろうか。

今村は卒業式の日にすぐやり直したからいいが、これがすっかり大人になってからだと、「僕だけがいない街」みたいに、大人が子供の世界に紛れ込むわけだから、そのパターンではもっと違った物語になったのかもしれない。それはそれで面白そうだ。


第三位

[三部けい] 僕だけがいない街

売れない漫画家の藤沼は、アルバイトで生計を立てながら鬱屈した日々を送っていた。アルバイト先であるピザ屋での配達中、藤沼は違和感を覚える。これはいつもの症状だった。時間が巻き戻る。この違和感を解消しない限り、永遠に――。

当時、ジャケ買いしたのだが、一巻だけを読むと、面白さが理解できなかった。まず、漫画家が漫画家の話を書くのは好きではなかった。絵柄が好きになれず、ごちゃっとしていて事件の細部の意味が理解できなかった。

それでかなり時間を空けてから、改めて続巻を読むことに気合を入れてチャレンジしたのだが、めちゃくちゃ面白いタイムリープ・サスペンスだった。

散りばめられた伏線、登場する子どもたちが少し大人びている感じもするが、母親や同級生たちの考え、行動、選択は、堪えていても涙が自然に溢れ流れてしまう。第08巻で物語は完結なのだが、第09巻でサイドストーリーが語られる。鳥肌が立ちっぱなしだった。

こんなに震えた作品は、近年、なかったと思う。


第二位

[柏木ハルコ] 花園メリーゴーランド

父親の故郷へ向かう道中でバスを乗り過ごしてしまった高校1年生の相浦。そんな相浦に声を掛けたのは、澄子という民宿の娘だった。悪天候など不運が重なり、山奥の閉鎖的な集落で連泊を余儀なくされるが――。

都会では考えられない「性」の概念。日本は貞淑というイメージが強いが、それは現代に限った話で、昔、本当に少し前までは、日本人も性に大らかだった。「夜這い」の習慣は当たり前で、現在においても尚、閉鎖的な集落ではその習慣が根強く残っていても、何もおかしいことはないと思う。

今の日本の教育の中で生きて育てられた思春期の相浦には、集落でのこの古い「性」のしきたりは、とてつもない衝撃だったろう。私がこの作品を初めて読んだのはまだ学生だったので、相浦と同じ体験をしたら同じように衝撃で動揺しまくるだろうと感情移入が著しかった。

澄子は美少女という設定なのだが、この頃の柏木ハルコの絵は残念ながら下手くそだ。「健康で文化的な最低限度の生活」で柏木ハルコを久々に読んで、絵の上達ぶりに大変に驚いたくらいだ。

なので澄子の美少女っぷりは絵で表現できていないのだが、澄子の言動は思春期特有のもので、読んでいてかなり可愛い。ここはさすが漫画家としてツボをよく分かっている。自分が当事者だったら澄子の言動は堪ったものではないのだが、私も澄子とこの事件・出来事を体験し青春を経験したような、そんな気になるくらい読んでいて没入してしまう。

相浦の成長、心の変化、大人への一歩、間違いなくこの瞬間が起点で、私自身の青春の思い出のように、未だに鮮明に強く私の頭の中に残っている、不思議な作品だ。


第一位

[水上悟志] スピリットサークル 魂環

中学2年生の桶屋風太と転入生・石神鉱子には因縁がある。それは、深く、悲しく、残酷な、魂の因縁。幾度も繰り返した輪廻転生の中で2人の少年・少女は何を見たのか。何を体験したのか。魂の結末は――。

魂とは何か、精神とは何か、肉体とは何か、脳とは何か、人間とは何か、宇宙とは何か、神とは何か、「自分が存在する」ということの意味を改めて考えさせられる。輪廻転生を繰り返して今の自分がいるとすると、今の自分の在り方やこれから起こる未来は、その因縁の結果なのだろうか。

死、とは何か。魂の存在はそれを揺るがせる。人間が物を作り、それをリサイクル、コピーするように、人間より上位の存在には、魂も、同レベルの「物」でしかないかもしれない。

進化は、現在が前提条件なのだという。人間の次の進化は、人間を前提条件とすると、次は「機械生命体」ではないかという議論もある。そのとき、魂は、どこへ……?

最終巻の結末は素晴らしかった。泣いた。それは、自分の魂の結末も、こうでありたいと願ったからだ。

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