連載中のおすすめ漫画【2018.06】

2018年06月現在において「連載中」のおすすめ漫画を、以下に紹介する。

[佐倉準] 湯神くんには友達がいない

父親が転勤族のため転校に慣れてしまった綿貫ちひろ。新しい学校の隣の席は野球部エース・湯神くんだった。だけど湯神くんいつも一人、友達がいなかったーー。

既刊13巻。「ソリタリー」という性質があり、私もそうなのだが、主人公・湯神くんもまさにそうだ。だから私には湯神くんの気持ちが凄くよく分かる。群れることに執着がなく、柵に縛られるのが本当に馬鹿馬鹿しくて、決断は全て自分で行う。これは他人が嫌いなのでは決してなく、優先順位が他人になることが人生の無駄であると考えているだけだ。

結局、人間なんてものは、普段どんな殊勝な態度であろうが、最終的には自分本意なわけだから、取り繕って他人と接するのは時間の無駄だ。それを実践すると、いつの間にかひとりぼっちになるわけだが、そんなことは全く苦にならない。むしろ柵から解放されて、こんなに気持ちの良い人生はないのだ。

ひとりぼっちであることを、世間は勘違いし過ぎだ。それは不幸な結果ではない。それはこの漫画を読めばよく分かる!

[井上淳哉] BTOOOM!

家に引きこもり働きもせずゲーム三昧の日々を送る坂本竜太は、突如、南海の孤島に連行された。そこで繰り広げられるのは、竜太が毎日ハマっていたゲーム「BTOOOM!」の現実戦闘だったーー。

既刊25巻。読み始めた当初は、「バトル・ロワイアル」的なパニック殺戮モノかと思っていたのだが、人間模様が綿密で凄く面白いし、もうここで完結か~と思っていたところで別の展開がさらに発生して、終盤はこういうクライマックスかよと驚かされるばかりだった。

現実でも、アンダーグラウンドではこういった殺戮はエンターテイメントとして、ギャンブルとして、存在するのかもしれない。あとどれだけ連載が続くのか分からないが、もう一展開を期待して読んでいる。

[内山敦司] 世界か彼女か選べない

謎の美少女・神堂ひかりに「彼女に告白したら世界が滅ぶ」と警告された中川光輝は、それでも幼馴染・藤咲歩美への想いが止められなかった。歩美への想いを諦めさせるためなら、神堂はエロ仕掛けもするーー。

既刊3巻。自分の中では今までのラブコメになかった設定で、とにかく凄く面白い。世界滅亡と天秤に掛けて、世界救済の方が大事だと神堂は自分の体を中川光輝に自由にさせようとする。物語の大筋ではそのことにあまり触れないのだが、コマの端っこなどに神堂と光輝のLINEのやりとりが載っていて、そのやりとりの中では光輝が神堂に対して「おっぱい、好き」とか「おっぱいの写真、ほしい」とか送っていて、純愛のラブコメを装っているのにLINEでは思春期の少年の欲望が丸出しで、めちゃくちゃ笑ってしまった。

これはでも物語の真理をついているような気がしていて、結局、男は世界よりも愛よりも目の前の欲望を選択してしまう悲しい生き物なんだろう。この作品の結末がマジで楽しみ過ぎる。

[さとうふみや×天樹征丸] 金田一37歳の事件簿

PR会社で働く37歳のオッサン・金田一は、かつて、数々の難事件を解決し天才高校生と呼ばれていた。上司の命令で離島リゾートのイベントを担当した金田一は、歌島でまた殺人事件に巻き込まれるーー。

既刊1巻。まさか37歳で新連載を始めるとは夢にも思っていなかった。この衝撃だけで読み進めたが、「もう謎は解きたくない」と思っている金田一のオッサンな描写が面白い。高校生だったときは、その人並外れた能力を見たいのだが、オッサンが加齢で衰えた能力で巻き込まれた謎を必死になんとか解決していく様をこれからとにかく見てみたい。まだ導入でどういう展開で進むのか分からないのだが、次巻が楽しみでしょうがない。

[ムサヲ] 恋と嘘

配偶者を国が決めるシステムが確立した世界。古墳好きの少年・根島由佳吏は、政府が決めた相手ではない少女に恋をしてしまったーー。

既刊7巻。この設定だけを知ってまず思い浮かぶのは、意外と、人というのはお見合いが上手くいくように、初対面でも相手を知ろうとすれば好きになれるんじゃないかということ。やっぱりこのことは漫画でも出てきていて、本当の恋、本当の愛を主人公たちだけでなく、読者にも問うている。

読んでいると、とても深い話で、この国のシステムは、現実社会でも凄く有効に働くんじゃないかと思えてくる。少子化で、結婚離れで、それは配偶者を見つけるという努力と、その後の生活に不安を抱いていたり、離婚が増えている世間からも、結婚という形式に疑問も持つようになってしまっていて、家柄や個人の性格から最適な相性の配偶者をAIに選択してもらって、その生活と子孫が素晴らしいものだと証明できれば、国民は挙ってこのシステムを使いたがるのではないだろうか。私はもう既にこのシステムを使いたい。アニメ版もオススメ。

[りすまい×七月隆文×閏月戈] 俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件

極平凡な家庭に生まれた神楽坂公人は、超お嬢様学校である「清華院女学院」に「庶民サンプル」として拉致されたーー。

既刊13巻。超お嬢様ということで、世間知らずからのギャグ展開が豊富で面白い。突拍子もないことも、とにかく何でもかんでも世間知らずにしてしまえばよいのだから、無限に面白くできるこの設定は読んでいて最強だと思う。基本はラブコメで、凡人である公人がモテまくるのも面白いし、お嬢様たちだから、そのアプローチ方法が奇想天外でまた面白い。公人の過去にちょっとした秘密があり、それが徐々に明かされる展開がなかなか良かった。もう物語は終盤ではないだろうか。最終回がもうそろそろというのは残念だ。

[大武政夫] ヒナまつり

芦川組の若手ヤクザ・新田の部屋に終始無表情な少女・ヒナが舞い降りた。ヒナは強力な念動力で新田を脅して、そのまま家に住みつくことにーー。

既刊14巻。こんなに声出して笑うギャグ漫画は久々で、これは相当に面白い。やっぱり、本当に面白い漫画っていうのは、サブキャラも凄く面白くて、新田とヒナのめちゃくちゃな掛け合いも良いのだが、ヒナの同級生の中学生女子がバーで働くことになってしまって挙げ句に一財産築くとか、どのネタも有り得ないんだけど現実に有り得るかもと思えるところがまた凄く笑えて、それでたまに人情話を挟んできて涙を誘ってくるから気を抜けない。とにかく読んでいると感情が至る方向に揺さぶられる。アニメ版も面白いが、笑いが弱いかな。

[衛藤ヒロユキ] 魔法陣グルグル2

光の勇者・ニケとグルグル使い・ククリは、新たな魔王の誕生に再び旅に立つーー。

既刊9巻。「魔法陣グルグル」の連載開始から読んでいる身としては、ここまで成長したかという上から目線というか変な親心が芽生えてしまっている。あのクッソ下手くそだった絵がこうまで進化していて、デキルコの話なんか単品の作品としてめちゃくちゃ好きだ。グルグルという設定でなくても、短編として凄く良かったと思う。だから話も凄く上手くなったし、今回の物語の結末よりも、作中でどれだけ楽しませてくれるかのワクワクが溢れている。

[椿いづみ] 月刊少女野崎くん

巨躯で無骨な男子高校生・野崎梅太郎は、実は人気少女漫画家。同級生の佐倉千代は、そんな野崎に片思いをするのだがーー。

既刊9巻。男子高校生が少女漫画を描いているというギャップがテーマなんだと思うのだが、椿いづみ自身が女性なので、そこにあまり違和感はない。だけどこれが男性作者だったら、この漫画の面白いさは出ていないと思う。男子が女子のことを考えていて、男勝りの女子がいて、そういう似たもの同士が集まったラブコメ、ギャグだと見ると微笑ましく面白い青春だ。

[此ノ木よしる] 変女 〜変な女子高生 甘栗千子〜

何の取り柄もない高村は、便利屋に住み込みで就職した。その便利屋の娘・千子は女子高生なのだが、ちょっと普通じゃないーー。

既刊9巻。変な女も変な男も、それがポジティブな方向であれば、途端に素敵な魅力になると思う。個性的であることを学生時代は拒みながらも、個性的であることが本当は魅力的で、社会に出て平凡であることを悔やむこの主人公・高村にしたら、憧れても憧れ切れないのかもしれない。

こういった娘が、疎まれず素直に受け入れられる世の中にならないものだろうか。あ、いや、この漫画はそんな重い話ではなく、エロギャグだ。初な美少女たちがシモネタを口にするのは、フェチにはぞくぞく来るねえ(←これはネガティブな方向)。

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