この時代の劇画調なタッチと展開の強引さが好きだ｜今日のおすすめ漫画｜2018.11.17

[平野仁×小池一夫] 少年の町ZF

ある夜、東京郊外の空に突如「ラボック光（ライト）」と呼ばれる発光体群のUFOが現れた。そのうちの一つが下降し、多摩市の東北東にそびえる高陣山の樹海に消えた。翌日、それを目撃した真庭典明をはじめとする11人は、光の正体を確認するために高陣山へ向かった。だが、森の中からは不気味な笑い声が――。

色々な媒体で無料閲覧できるくらい古い作品ではあるが、絶版で読めなくならないのは、今読んでも手に汗握るこの少年たちの戦いが凄く面白いからだ。少年たちのキャラが多彩で好きだし、この時代の劇画調なタッチと展開の強引さが好きだというのもある。現代の漫画に慣れた人には辛いかもしれないが、これは読み始めると癖になる。

土曜日から原稿の合間を縫って読んでいたのが：小池一夫原作：作画：平野仁の「少年の町ZF」…40年ぶりに読み直して……身体中の血潮が猛り狂いはじめる…70年代はサイバイバルSFでさえも血と汗と涙にまみれる…灰（アッシュ）がしかけてくる「花火」による郷愁攻撃に…また泣かせられた…

— Koyama Masahiro／小山昌宏（studio zero) (@manchi2012) April 16, 2018

星野之宣「ブルーシティー」（76）のエンタープライズ号甲板上のゾンビ描写、あれは何にインスパイアされたのか？

小池一夫/平野仁「少年の町ZF」（76〜）は、単にマシスンの「吸血鬼」インスパイアなのか？

どっちも76年スタートというのが気になって夜も眠れません。

— Macleod/マクラウド (@macleod1997) July 17, 2017